本日の三軒目は淀屋橋と北浜の丁度真ん中のビル群の中の細い路地にひっそりとたたずむ人気の立ち飲み「ひさまつ」に相方と二人で行って来ました。
土曜日の18時30分頃、店内はテーブル席(16席ほど)は全て空いていて、カウンター席(10席ほど)が私たちにで丁度満席となりました。※平日は立ち飲みで土曜日だけ椅子が配置されます。
外はさくっと中はしっとりふんわりの絶妙な上げ加減で、桜えびの香ばしさと旨味と新玉ねぎの甘みが際立つ一品です。天つゆで頂いても美味しいですが、塩で頂いた方が素材の味が引き立って美味しかったです。
飲み物は、くどき上手ばくれん「純米」(450円)と三十六人衆「純米」(450円)を頂きました。
「三十六人衆」はお米の香りが特徴的で好みの味。
「くどき上手ばくれん」はすっきり爽快で香りや甘み旨味は控えめ。
豆腐はかなり煮込まれていてしっかりお肉の旨味と出汁の味が染み込んでますが、煮込過ぎで豆腐にすが入ってしまっているのは残念。出汁はかなり甘めで牛肉は細切れです。
きっちりと面取りされた大根が、小さ目に切られた牛筋とそのスープの真ん中に浮かんでいるようです。
中まで均一に出汁が染み込んでいいます。
さばのくんせい「自家製」はかなり薄くスライスされていてます。香りはかなりスモーキーで粒胡椒がスパイシー、身の水分は殆ど抜けているのでさばの旨味が凝縮されてます。どちらかと言うと珍味的な雰囲気で、日本酒もいいですが、ウイスキーの方が合いそうな一品です。
蒸したゆばの上にあんその上に生姜が添えられ、海苔がふりかけられてます。
あんは和風の出汁で味付けさらており、色は濃いめでとろみの強いあんは、ふんわりとろとろの蒸し湯葉と一緒に口の中で溶けていきます。生姜の香りが爽やかで良いアクセントになってますね。
あんのとろみが強いかなと思ったのですが、これだと湯葉の上にに掛けても、湯葉の下にあん流れません。見た目も美しく、あっさりした湯葉にもしっかりあんが絡みます。よく計算された料理に唸らされます。
透明な円柱型のガラスの器ごと冷やされた具なしの碗蒸しの上にじゅんさい入りの出汁がはられていてその上にオクラと長芋を摺り下ろしたものが盛られています。
冷やされた茶碗蒸しは卵豆腐を更に柔らかく滑らかなしたような感じで、上品なお出汁と長芋とオクラのねばり、じゅんさいのぷるんとした食感が素晴らしい。
春から初夏にかけて季節感のある涼し気な一品でとても美味しかったです。
本日の逸品
- ゆば蒸し生姜あんかけ(480円)
- じゅんさいの冷し茶わん蒸し(380円)
- さばのくんせい~自家製~(350円)
お会計
- 3,410円
料理の値段は立ち飲みとしては高めですが、一品一品の完成度が高くメニューの数も多いので、逆に立ち飲みでないとこの値段では出せないと思われます。美味しい料理をそこそこ安く食べたい時にぴったりです。※そう考えると土曜日は座れるのでお得ですね。あと吟醸系の日本酒メニューを充実させてくれると申し分ないですね。
店舗情報
【大衆酒場 ひらやま】
- 住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-5-18 浮世小路ビル 1F 地図
- 駅:北浜駅より徒歩5分/淀屋橋駅より徒歩5分
- 電話:06-6228-5515 予約可
- 営業時間:17:00~24:00(L.O.23:30)
- 定休日:日曜日・祝日
- 席数:立席のみ35席 (土曜のみ椅子が配置されます。)
- 喫煙:全面喫煙可
- 価格表示:税別